学パレス

レオパレス21と学校の様々なコラボレーション企画!

ゆけ!茨大炭酸部!(通称いばたん☆)
地元名産「福来(フクレ)みかん」を使ったサイダーの商品開発! 連載第二弾☆

2019/01/25

イベント

2018年春、茨城県稲敷郡阿見町にある、茨城大学農学部にて、学生のプロジェクトチームが発足!
その名も・・・ 茨大炭酸部(通称いばたん)!

どのようなプロジェクトかというと・・・茨城県を原産とする「福来(フクレ)みかん」を使ったサイダー、「福来サイダー(通称ふくっぺ)」の商品開発!

商品開発の企画立案から製造、販売まで、全工程に挑戦するいばたんの皆さんを全4回に分けてご紹介します!

今回は連載第二弾、福来サイダーの試飲会にお邪魔してきました!

第一弾の記事はこちらから!

福来サイダー(通称ふくっぺ) 試作品第一号のお味は・・・?

▲見た目は透き通った綺麗なエメラルドグリーン!
「みかんのサイダーなのに緑色?!」と最初は驚きました。

収穫した福来みかん (収穫の様子は第一弾をご覧ください!) から作られた福来サイダー試作品第一号がサイダー業者から届き、12月5日に茨城大学にて試飲会が行われました!

前回記事で金子さんがおっしゃっていた、「お酒の割り材としても使える、トニックウォーターのような味」というイメージ通りの仕上がりになったのでしょうか?

▲試飲会リーダーの武田さん
皆さんの意見をしっかりとメモをしています。

LP社員》
試作品第一号のお味はいかがですか?

武田さん》
みかんというよりはグレープフルーツなどの強い柑橘系の味がしました。

金子さん》
想像していたよりもかなり美味しくて、僕は甘さに関してはこのままでもいいかなと思います。
でも高校生や若い方も飲むことを考えると、苦味が残ってしまうところは改善した方がいいのかな…。

笹原さん》
飲む前の香りがすごい!
福来みかん独特のさわやかな香りがそのまま表現されていて、すごく良いと思いました。

川野さん》
私の第一印象は「苦い」でした。
サイダーと聞くと、もう少し甘い味を想像すると思うので、苦味が抑えられるなら抑えた方がいいと思います。

もし苦味を抑えるのに限界があるのなら、もう少し甘みを足したり、炭酸を強めにすれば苦味が残りにくくなるかも?あとは色も福来サイダーの個性は保ちつつ、より美味しそうな見た目にできるといいかな!

阿部さん》
私は好きな味なんですけど、苦いのが苦手な人は美味しくないと思ってしまうかも…。サイダーという名前から想像される色と味とは少し違うかなと思うので、みんながイメージするサイダーに近づけていくのか、このまま福来サイダーの個性を強く出していくのか、話し合っていきたいですね。

LP社員》
農学部長の戸嶋先生はいかがですか?

戸嶋先生》
私は福来みかんを食べたことがないのですが、いばたんの皆さんが言っているように「福来みかんそのものが表現されている」ということであれば、商品の謳い文句として非常に良いと思います。

味も大人向けとしては合格点ですね。しかし今後このまま大人向けの商品にするのか、子供でも飲みやすいように甘めに寄せるのかを考えていかないといけません。

あとは販売のためにどういうPRをするかも重要です。この緑色はみかんのイメージではないけど、茨城大学農学部のロゴは緑色ですからね。このようにアイディアをひねって、上手くPRしてほしいです。

福来サイダー(通称ふくっぺ)の完成が近づいていますが、今年の春から始まった活動を振り返っていかがですか?

西澤さん》
春からずっと商品開発に携わってきて僕が一番感じたのは、「今までの自分の考えは甘かったんだな」ということです。

いばたんに入るときは、「楽しそうだな」という気持ちでしたが、世に出す商品を一から作るということには強い覚悟が必要で、色んなことを自分たちで考えてやらなくちゃいけないのでとても難しいです。しかしその反面、非常に良い勉強になっているとも思います。本当にやってきて良かったなと思うし、商品完成に一歩近づくことができて嬉しいです。

LP社員》
具体的に難しかったことや、つまづいたことはありましたか?

西澤さん》
サイダー業者の方と電話でお話をした際に、僕たちは先方の質問に答えられないことが多数あって、意識が甘いと感じましたし、商品開発の難しさを実感しました。

金子さん》
あとは締切までにやらないといけないことが出来ていなかった、ということもありました。やらなきゃいけないことを後回しにして取り返しの付かない状況になってしまったり・・・意識的に納期を守らないといけないと思いました。

川野さん》
今年度の開発資金は、いばたんメンバーが大学の研究室に伺って、先生方に協賛依頼のプレゼンを聞いていただいて援助していただいたのですが、来年度以降は大学内だけでなく、大学外からも自分たちの活動に賛同していただいて、資金を集めたいと考えています。

君和田さん》
来年度はクラウドファンディングの実施も予定していて、いばたんの活動がどれだけ世間に響くのか、理解を得られるのか、を試してみたいです。

今後福来サイダー(通称ふくっぺ)を使って、どのような活動をしていきたいですか?

LP社員》
前回の取材で西澤さんが、「福来サイダーで、茨城大学と阿見町を盛り上げていきたい!」と仰っていましたが、今後はどのような活動をしていきたいですか?

西澤さん》
まずは福来サイダーを多くの方に知ってもらうことが必要だと思うので、阿見町のマルシェや茨城県内のお祭りなどで出店して広めていこうと思っています。

地域のお店にも福来サイダーを販売いただけないか声をかけているので、多くのお店に置いていただいて、地域の人に知ってもらいたいと考えています。

現在Facebookを運営しているのですが、ゆくゆくはホームページなども作れたら面白いんじゃないかと考えています。

君和田さん》
他にはCMを作る案もあって、Facebookなどで発信できたらいいなと思います。

LP社員》
戸嶋先生はいばたんの活動をご覧になってどう思いますか?

戸嶋先生》
農学部生は「食」の生産から流通までの知識や技術を授業で学んでいますが、今回の商品開発では授業とは違う、実際の現場で経験を積んでいます。このような活動は大学のPRにもなりますし、地域貢献にも繋がる。いばたんの皆さんにとっては非常に良い経験ですね。

もちろん農学部の教員はいばたんを全面的にバックアップします!どんどん羽ばたいてもらいたいですね。

LP社員》
戸嶋先生からいばたんへアドバイスはありますか?

戸嶋先生》
茨城大学工学部では、ベンチャー企業が立ち上がりました。 ですから、いばたんの皆さんも農学部の代表として、農業や食品関連のベンチャー企業を立ち上げたりするとアピールになりますよね。農場を一部借りて農業法人を設立したり・・・。そういうアイディアを学生の皆さんからどんどん出してもらえれば実現する可能性もありますので、広い視野を持ってほしいです。もちろん授業の単位もちゃんと取ってね!(笑)

最後に西澤リーダーから一言!

西澤さん》
サイダーを作るという面ではやっとひと段落しました。
これから福来サイダーを色々なところに出店しますので、ぜひみなさん手にとってみてください!

出店の日程はまだ確定していないので、予定が決まったらいばたんFacebookと学パレスでお知らせします!

いばたん連載記事! 次回はいよいよ完成したふくっぺをお届け☆
お楽しみに!

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川野さん》私たちの活動はFacebookで確認できます。
ゆるっと更新してるので気になった方は「茨大炭酸部」で検索してみてください!

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戸嶋先生》
茨城大学農学部は平成29年から新しく生まれ変わりました。生産・研究開発・加工・流通などそれぞれの知識や技術を専門的かつ総合的に学び、国内はもとより国際的に活躍できる「食と農」のプロフェッショナルを育成することを目指しています。

大学の授業以外でも学生さんたちが主体となって「食と農」に関わる活動に取り組んでいます。これらの活動を農学部は応援しています。農学部公式Facebookでは農学部の今を情報発信していきます。