ゆけ!茨大炭酸部!通称いばたん☆
地元名産福来(フクレ)みかんを使ったサイダーの商品開発!
2018/12/14
部活・サークル
2018年春、茨城県稲敷郡阿見町にある、茨城大学農学部にて、学生のプロジェクトチームが発足!

その名も…
茨大炭酸部(通称いばたん)!
どのようなプロジェクトかというと…茨城県を原産とする「福来(フクレ)みかん」を使ったサイダー、「福来サイダー(通称ふくっぺ)」の商品開発チーム!
商品開発の企画立案から製造、販売まで、全工程に挑戦するいばたんの皆さんを全4回に分けてご紹介します!
みなさん、いばたんの活動をどうぞ温かく見守ってください!
今回取材に参加してくれた7名をご紹介!
いばたんのメンバーは、4年生:2名、3年生:4名、2年生:14名の計20人!その中から今回は特にキャラ濃いめのメンバー7人が取材に参加してくれました!

名前 : 西澤 秀朗 (ニックネーム・・・ヒデ)
所属 : 食生命科学科 バイオサイエンスコース
学年 : 2年生
いばたんのリーダー!(ボディランゲージ激しめ)
ジョジョの話を始めると自制がきかないらしいので注意!
【プロジェクトにかける思い】
このプロジェクトで阿見町&茨城大学を盛り上げたい!
福来サイダー(通称ふくっぺ)を有名にしたい!

名前 : 君和田 勁 (ニックネーム・・・キミワダ)
所属 : 生物生産科学科 動物科学コース
学年 : 3年生
「え?苗字珍しいですか?地元では3軒に2軒が君和田という苗字ですけど。」
中学・高校・大学と部活で主将を勤めたリーダー気質の持ち主。
だから西澤リーダーが心配でチクチク言っちゃいます…(笑)
インカレで弓道全国3位になりました!茨城新聞載ったよ!

名前 : 金子 倫太郎 (ニックネーム・・・カネリン)
所属 : 地域総合農学科 農業科学コース
学年 : 2年生
小さい頃にうるさいと怒られて、声が小さくなってしまったそうです。でも結構深イイこと言ってるから、耳を澄まして聞いてあげて!
ダンスサークルに入っているギャップもすごい!

名前 : 武田 迅 (ニックネーム・・・タケ)
所属 : 地域総合農学科 地域共生コース
学年 : 2年生
野外活動愛好会というサークルの幽霊部員(?)
この前参加したらいろんな人に「誰?」って言われたけど、
フットワーク軽く参加して鳳凰三山登りました!
ここだけの話、家にテレビがないです。(だって電気代かかるから…)

名前 : 吉田 美結 (ニックネーム・・・ヨシダミユ)
所属 : 食生命科学科 国際食産業科学コース
学年 : 2年生
本当によく喋る!キャラ濃すぎ!
座右の銘は「会釈したら友達」!
よく友達に言われる言葉は、「何も考えてないようで意外とよく考えて行動してるよね」。立派な褒め言葉です!

名前 : 島田 さりか (ニックネーム・・・サリー)
所属 : 食生命科学科 国際食産業科学コース
学年 : 2年生
裏がない!THE女子!純粋!天然!とみんなから太鼓判!
インドネシアへ留学に行った時、部屋に出たゴキブリを退治!
インドネシアで変わりたいと思ったそうです・・・。
たくましい一面。

名前 : 川野 薫 (ニックネーム・・・カオル)
所属 : 食生命科学科 国際食産業科学コース
学年 : 2年生
静かで清楚に見えてるけど、ものっすごい努力家!
中学1年~ずっとクラリネットをやっているけど、才能じゃなくて努力で人との差を埋めたいと練習量がすごいそうです!
ツボが浅く、西澤さんの何気ない一言にツボってしまいます。
いばたん結成経緯は?

西澤さん》僕たちは茨城大学に入学して、地域に目を向けるような授業をたくさん受けました。今までは地域について考える機会があまりなかったのですが、いざ授業で地域に目を向けてみると、自治体が様々な課題を抱えていることに衝撃を受けました。
特に茨城県はブランド力に大きな課題があり、僕らに何かできないかなと考えている学生が多くいたんです。
その時に黒服さん(監督)が「サイダーを作ろう!」と提案をしてくださって、地域課題解決に向け、学生たちが集まったのがきっかけです。
LP社員》「サイダーを作ろう!」と聞いた時はどう思いましたか?
西澤さん》まず面白そうだなと思いました。
それに資金集めから商品完成まで過程をすべて経験でき、社会勉強も積めると思ったので、「やってみよう!」と思いました。


福来(フクレ)みかんってどんなみかん?

↑[福が来る]と書いて[フクレ]と読みます!
西澤さん》福来みかんは茨城県のつくば市や桜川市で主に栽培されています。
大きさは手のひらサイズで、直径3センチほどの小さなみかんです。香りが良く、すっぱさ・ほろ苦さが第一に来て、甘さは控えめです。
種が多くあり可食部が少ないので、生で食べるよりは加工品に良く使われているみかんです。
LP社員》先日みかんの収穫へ行ったとのことでしたが、いかがでしたか?
西澤さん》木にたくさんなっていて、緑と黄色のコントラストがいいな~と思いました!みかんを穫る事自体は簡単でしたが、高い所になっているものは梯子を使わないと届かず大変でした。


今回開発を進めている「福来サイダー(通称ふくっぺ)」はどんなサイダーなの?

金子さん》ゆずや普通のみかんとは違う、福来みかん独特の香りのあるサイダーです。
「お酒の割り材としても使える」というコンセプトなので、トニックウォーターのような味をイメージして作っています。
LP社員》通称の「ふくっぺ」という名前はどのように決めたんですか?
西澤さん》4つのグループに分かれグループごとに1つ案を考えて、候補の中から投票で決まったのが「ふくっぺ」でした。
福来みかんの「ふく」に、茨城の方言の「○○っぺ」をかけて、「ふくっぺ」です!この名前は満場一致で決まりました。
大学のある「稲敷郡阿見町」ってどんなところ?

島田さん》阿見町の魅力は、過ごしやすいところです。自然が多いし、気候も穏やかで自然災害も少ないんです。
霞ヶ浦に面しているので蓮根を作っていたり、農業も盛んで、さつまいもやブルーベリー、いちごなど、いろんな作物が採れます!
茨城大学の他にも学校が多いので、教育機関が充実していると感じます。
LP社員》その他にも阿見のいいね!ポイントはありますか?
黒服さん(いばたん監督)》当たり前かもしれませんが、美味しかったら常連の方が必ず毎週来ます。なので、長くお店が続くんです。阿見町にあるお店は「非常に美味しいお店」が多いです。
LP社員》お昼ご飯に困らなくていいですね!
みなさんの通う「農学部」の魅力は何ですか?
吉田さん》農学入門という授業で、自治体や企業の方に来ていただいてお話してもらったり、実習では農家の方に来ていただいたりと、地域と連携した講義が多いですね。
あと、ここ阿見キャンパスに通っているのはほぼ農学部のみなので、少人数だからこそ縦と横のつながりがあると感じます。すれ違うみんなが友達です!(笑)
▼自然豊かな阿見キャンパス。取材時は紅葉が色づき始めていてインスタ映えスポットでした!


LP社員》「農学部」と聞くと、農業するのかな?と思ってしまいますが、今回みたいな商品開発もしたりと色んな取り組みがありますよね。
他にも「農学部はみんなのイメージと違うよ!」というポイントはありますか?
吉田さん》農学部は土ばっかり触ってるわけじゃないんです!必修で農業実習はあるけど、学科ごとに授業が全然違っていて、私の所属している「食生命科学科」は座学の講義が多いです。
君和田さん》僕の所属する「生物生産科学科 動物科学コース」では、畑を耕す、というよりは畜産系の勉強をしています。同じ学科の人でも家畜を加工する(ソーセージ、ベーコンを作る)研究をしている人もいれば、どういう環境におけばより家畜が育つか研究している人もいます。僕は家畜の伝染病について勉強しています。
LP社員》この前のオープンキャンパスでもヤギがいましたけど、そういう動物のお世話もするんですか?
君和田さん》農学実習でお世話したりとか、アニマルセラピーなどの研究で一役買ってもらっています。
西澤さん》あとは意外ですが農学部は国際系に強いです!留学のプログラムが充実しているのが良いと思います。僕は夏休みの短期留学でインドネシアの大学で授業を受けました。インドネシアの農業の問題とかを実際に聞けるし、友達もできたし、すごく刺激的でしたね。
吉田さん》特に私の所属する「国際食産業科学コース」では、卒業単位として半年間の留学が必須なんです!私たちがこのコースの1期生なので、まだよくわかっていないんですけど…(笑)どこに行くかもこれから決まります!
「福来サイダー(通称ふくっぺ)」開発の今後のスケジュールは?

川野さん》11月上旬に第一回目の試飲会を行いました。実際の福来みかんの果汁をみんなで飲んで味を確認しました。
そしてどうしたらお店で売っているようなサイダーに近づけるか?砂糖の量とか、どの炭酸水を使うかとかを試してみて、最終的にはトニックウォーターのような風味を目指そうということになりました。
君和田さん》今サイダー業者とやりとりをしていて、サイダー業者が「こういう味でどうでしょうか」と提案してくれた試作品が12月上旬に届く予定になっています。
その試作品といばたんの意見をすり合わせていって、1月28日に最終的に製品として出来上がる予定です。それに合わせてオリジナルのラベルも作成中です。
LP社員》第一回目の試作品、実際飲んでみてどうでしたか?
川野さん》果汁がすっぱいとは聞いていたので想定内だったんですが、炭酸水で割ったときが想像以上に美味しくなくて・・・(笑)ただ混ぜるだけでなく、ちゃんと味を計算して作らないと美味しいものはできないんだなと実感しました。企業が出す商品ってすごく考えて作られているんですね。
西澤さん》添加物とか砂糖とか香料とかって必要なんだなって身を持って感じました。
武田さん》商品の試作ははじめての取り組みだったので、全く手付かずの状態からスタートしました。いばたんのみんなや先生方の知恵を借りながらここまでたどり着けたのは嬉しかったです。
いばたんを監督する黒服さんにもお話聞いてみました。

LP社員》学生さんの取材を聞いてどうでしたか?
黒服さん》まだみんな猫被ってますね(笑)
君和田なんて全然違います(笑)
でもすごくみんな良く考えているなぁと思います。やったことがないことに関わるのは難しいと思うけど、やった感想は的を得ているので、みんなが考えながら取り組んでいることがわかります。
LP社員》商品開発は農学部としては初めての取り組みなんですか?
黒服さん》商品開発自体は何回か行っていますが、今までは教員がある程度話をつけて、学生が試食会をやって、そのまま販売という感じでした。
今回の商品開発の趣旨は大きく違い、業者との話も学生がするし、農家にも自分たちでアポを取って行く。リスクがあるような工程を含め、学生が主体となってやっているんです。
LP社員》今回の商品開発の難しさは?
黒服さん》学生がリスクに臆病なところです。
特に西澤なんかはサイダーのこと嫌になっちゃうんじゃないかってくらい(笑)
学生たちはチャレンジ=リスクと捉えていたんです。チャレンジはリスクでもなんでもないというところを理解してもらうのにとても時間がかかりました。
みんな「自分で決断する」ことをリスクと考えていたのですが、そうではない、ということを身をもって体験してもらうということが難しいところです。

LP社員》この商品開発を通して、学生の皆さんにはどういうことを学んでほしいですか?
黒服さん》器用に立ち回らないでほしいんです。それは自分の伸びしろを縮めることになりますから。
不器用でもいいから、チャレンジするフロンティアスピリッツを持ってほしいです!
今回の取材を終えて…
「商品開発」と聞くと、商品を作るだけの過程を想像しがちですが、企画から、資金集め、販売経路の確保など・・・全ての工程を学生だけで取り組むのは容易ではないと思います。しかも学業の傍らですから、本当に大変ですよね!
でもだからこそ、普通の授業では得られないような経験ややりがいがありますし、商品が完成して誰かの手に渡った時は非常に感動すると思います。
そんないばたんの皆さんの貴重な経験に、レオパレス21は今後も密着していきます!
頑張れ!いばたん!
いばたん連載記事! 次回は試飲会の様子をお届けします☆
▼いばたんの皆さんが更新している奮闘記はこちら!
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川野さん》私たちの活動はFacebookで確認できます。
ゆるっと更新してるので気になった方は「茨大炭酸部」で検索してみてください!
▼黒服さん更新する農学部公式Facebookはこちら!
茨城大学農学部Facebook
黒服さん》農学部公式Facebookの見所は、大学らしからぬところ。
「取り上げてほしい」等、ご依頼いただければ、面白いものは全て取り上げます!そして面白く書きます!(笑)