学パレス

レオパレス21と学校の様々なコラボレーション企画!

“卒業生2万3000人を輩出する日本随一の自動車整備士養成大学“
目標は一流のレースエンジニア!  中日本自動車短期大学

2016/03/28

学び

-岐阜県加茂郡にある中日本自動車短期大学のオープンキャンパスを拝見させていただきました!「三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットのレースも観戦できる!」そんな年に一度の一大イベントでした!!

-モータースポーツを目の当たりにした事が無かった私は会場の迫力に圧倒されました。整備から全てを学生が行っていると伺い、どのような学生が作っているのかという好奇心から、広報の方に聞いてみたところ・・・・

いましたいました!!エンジニアとレーサーの両方で活躍している学生さんです!!

■斉藤 慶さん(モータースポーツエンジニアリング学科2年)

現在、2級自動車整備士の資格取得に向け、勉強しながら、モータースポーツについて学んでいる斉藤さん。
 小学校6年生のときにレーシングカートに出会いそれ以来ずっとモータースポーツと共に人生を歩んできました。
 この学校に入学した理由もモータースポーツの学科があったから。現在もドライバーとしてレース活動を行い、レース活動をやる中で、目標を決め不器用ながらもくじけずにやり続けることを学び、その様な経験をしてきたからこそ、上にいっても頑張れる所が斉藤さんの良いところです。 

ーさっそくインタビューを始めます!!

小学生からの夢

Q.中日本自動車短期大学へ進学を決めたきっかけを教えて下さい。
 まず、私がレーシングカートに出会ったのは小学生の頃でした。カートレースの出場を重ねるにあたって“1位になりたい・優勝したい”という目標が出て来ました。しかし現実は思うより甘くありません。レベルの高いカテゴリーになるほど自分一人では限界があり、レースに勝つ方法を常に考え悩んでいました。
 そんな時、高校時代の先生からの紹介で中日本自動車短期大学モータースポーツエンジニアリング学科の事を知りました。日本でも数少ないモータースポーツが学べる学校でもあり、短い期間で基礎学問を学ぶことが出来る中日本自動車短期大学への進学を決めました。

Q.学校では基礎知識を学べるっていうところで、今まではどうされていたんですか。
今までは知り合いの車屋さんに教えてもらってひとつひとつノートを取りながら、勉強してきました。

Q.実習授業が豊富と伺っておりましたが、実習をしてよかったなと思うことはありますか。
学校でまず分解・組み立てをやって、それを自分が車を持っているんですけど、自分の車が壊れたときとか、メンテナンスしたいな、なんか調子悪いなって思ったときにすぐ、やったことが応用できるっていうことが勉強になったと思います。

Q.反対に、苦労したことはありましたか。
配線です。何に繋がっている配線なのかっていうのを色々追加でメーターとかをつけたときにどこの配線がどこに繋がっていて、どの様に作動しないと上手くつかないとか、それが苦労しました。

-現在学校で出場しているスーパーフォーミュラージュニアのレースについてもお聞きしました!!

Q.今回初めてのチーム形成と伺いましたが、新しい体制になってどんな苦労がありますか。
以前とは違い人数が増えました。人数が多い分、各仕事の割り振りや日程のスケジュールが合わなかったり・・・。みんなバイトもやっていて。そういうところを合わせたり、先生とのコミュニケーションだったり、後、ドライバーさんとのやり取りをリーダーとして見ていかないといけないので、自分の事と、人の事を考えていかなきゃいけないというところは苦労しました。

Q.今の話しの中でチームのリーダーということで、まとめ役を任されているという話がありましたが、9月に開催されました、スーパーフォーミュラジュニアのレースにおいて優勝されたということで、その時の今までと違う風景というのはありましたか。
夢のような感じでした。テレビの中でしか見たことの無い世界に(表彰台)に行ったとき、今まで見たことのないような“鈴鹿サーキット”っていうのを見たんで、なんか夢のようだなってずっと思っていました。

Q.斉藤さんの今後の夢を教えて下さい。
目標は一流のレースエンジニアになる事です。
現在本学で出場しているスーパーフォーミュラージュニアのレースにおいて私はチーフエンジニアというポジションとキャプテンとしてチームのまとめ役とレースにおいて作戦の立案・マシンのセット内容などを任されています。非常にやりがいがある反面自らの経験で動かないといけません。過去にミスをしてしまった事を踏まえ新たな作戦など考えていかないと物事がスムーズに進まないリスクもあり経験の積み重ねが大切なポジションです。
私たちの頑張りがあるからドライバーが車の性能を100%出し切れる。そして表彰台の頂点に立った時の喜びが忘れられないのでこの夢を何度も叶えられる事が出来るレースエンジニアになりたいです。

Q.これから進学する高校生に一言お願いします。
大学は自分の本当にやりたい事・やってみたい事が出来る場所なので自分のなりたい自分になれる様に目標を持って頑張って下さい。

“斉藤さんが思う”をご紹介!

この学校の好きなところ!
●実際に自分たちがメカニックとしてレースに参加できる
●プロのメカニック・エンジニアが先生となり指導
●GTマシンが学校にありメンテナンスが出来ること

実習を通して楽しかった!
●「フォーミュラーカー・GTマシンのメンテナンスをして勉強が出来た事」
この様なクルマのメンテナンス経験は通常の学校では体験出来ない事なのでとても嬉しいです。
●「私たちがメンテナンスしたマシンが実際にレースで走行するという事」
レースはとてもクルマにとって負担が掛り過酷な事でもあります。一つ一つのトラブルに向き合いトラブルの少ないマシンを作っていった時に初めてレースを完走する事で楽しい感情と同時に感動する事が出来ます。
●2015年スーパーフォーミュラージュニア(S-FJ)ドリームカップレースでの優勝/2015年9月、日本一決定戦の優勝/2015年12月、2つのビッグタイトルを学生チームが初めて獲得したという事
この経験は一生忘れないくらい嬉しかったです。大舞台で自分達が100%のパフォーマンスを引き出す事が出来た。一生懸命にやってきた事が良い結果を残す事が出来て本当に嬉しかったです。

実習で大変だった!
●「クルマの仕組み」
クルマは様々な仕組みで動いているとの事もあり部品名称・動き・構造を覚え、分解組立の作業が多く覚える事が大変です。
●「初めてのチーム」
今までは少人数のチームで自らのレース活動を行ってきました。カートレースからフォミュラーカーレースに変わり仕事量や準備量が桁違いに多く、1チーム10名体制となりチームを纏めていく事がすごく大変となり苦労しています。
●「人間関係」
レース参加は人と人とのコミュニケーションが重要で関係が悪いと良い仕事が出来ずマシンパフォーマンスが100%発揮出来なくなってしまいます。私は現場でドライバーとのやり取りやマシンのフィーリングを聞き自らがその状態を考えセットアップをしていく。その様なポジションを担当しております。中にはコミュニケーションがうまくいかない場合があります。円滑に現場を回す様なイメージングを持って日々チャレンジしております。特にレース時は大変です。

まとめ

取材開始時はとても物静かなイメージの斉藤さんでしたが、取材が始まりご本人の夢や今の取組みなどを聞かせて頂く中で、とても明確なビジョンを持って努力されている事が伝わってきました。
特に9月に行われた2015年スーパーフォーミュラージュニア(S-FJ)ドリームカップレースでの優勝の話になった時には、取材であることを忘れたかのように興奮していました!!(笑)

そんな斉藤さんのご活躍を、レオパレス21はこれからも応援していきます!
ご協力ありがとうございました。

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