学パレス

レオパレス21と学校の様々なコラボレーション企画!

秋田の面白いモノ・コト・ヒトがおこすムーブメント!
ウズウズさせるuzz.cafe!

2016/09/23

企画・イベント

こんにちは!今回は秋田県秋田市新屋にある、 uzz.cafe にお邪魔してきました!
uzz.cafe は秋田公立美術大学の学生が経営している「みんなをウズウズさせたい!」という想いから出来上がった学生主体のカフェです!

インタビュー学生紹介の前に、秋田公立美術大学とは・・・平成25年4月に設立された新しい大学!1学年100名規模の為、学年全員が知り合いで互いに協力しやすい環境をつくっています!地元の「大森山動物園」との産学連携など、地域に根ざした活動に力を入れているそうです!

秋田公立美術大学⇒公式HP

学生紹介 ★二人とも秋田公立美術大学一期生!

秋田公立美術大学 美術学部
美術学科ビジュアルアーツ専攻 4年

畠山 明莉(はたけやま あかり)さん

カフェが好き!

秋田公立美術大学 美術学部
美術学科コミュニケーションデザイン専攻 4年

荻谷 有花(おぎたに ゆか)さん

将来はデザイン系の仕事がしたい!

uzz.cafeができるまで

インタビューの場所は、実際にuzz.cafeで使用した場所をお借りしました!和室の古民家でリラックスした雰囲気でのインタビューになりそうです♪


Q.秋田公立美術大学に入学を決めたきっかけは?

畠山さん≫親が美術の教師ということもあり、漠然と美術の道に進むんだろうなと思っていました。元々は地元大学の美術科への進学を考えていましたが、「今年秋美が出来るらしい!」という情報を耳にして、そこは前例もないしどうやったら受かるかもわからなかったので興味があり、受験しました。新設という事もあり新しいことができそうという期待がありました!!

荻谷さん≫私は美術大学に行ってデザインの仕事がしたいという強い思いがありました。国公立大学の美術大学に進学したかったので、秋田に4年制の美術大学ができると聞いて受験しました。はじめは新潟から秋田に行くということで不安が多かったのですが、祖母が「秋田いいところだよ~」と言ってくれたので、それが最後の一押しになりました。

Q.uzz.cafe開催のきっかけは?

畠山さん≫私は秋田に来たばかりのころ、もう少し遊ぶ場所があって栄えていると思っていたので、あまりの少なさにがっかりしていました。無理矢理遊ぶ場所を探して、それでもいつも遊ぶのは決まった場所でつまらなく感じていました。
3年生に上がったころ、自然と教授や大人の方と交流する機会が増えていて、そこから面白い人との出会いやその人の考え方に触れるといった物質的な豊かさとは違う楽しみ方を知りました。それ以降、「今までの私の楽しみ方ってなんだったんだろう」「秋田に求めるものをそもそも間違っていたんだ」と思うようになり、そういう気持ちに気付かせてくれた大人の方々が持つものを 私も提供できるようになりたい、と感じました。それがuzz.cafeのそもそもの発端です。
秋田には文化的で魅力的なものがたくさんあるのに、それが一部の人にだけ消費されて消えていってしまう。そういう小さな渦がいたるところにあって、せっかくいいものなのにみんなに伝わらないなんてもったいないと思い、そういう渦巻きを1つに集めて紹介できる場所を提供したいと思ったのがuzz.cafeのきっかけでありコンセプトです。

Q.uzz.cafeのターゲットはどんな方ですか?

畠山さん≫ターゲットは、美大生と新屋の方々です!
美大生に対しては、私が1・2年生の頃に物質的な豊かさを求めすぎてしまったので、今の1・2年生にはなるべく早く私が気づいた秋田の魅力に気付いてほしいという思いがあります。
また、大学のある新屋の人たちにも、私たちの感じる秋田の魅力を改めて伝えたいと思いました。

Q.畠山さんがやりたかった場所の形として、どうしてカフェにしようと思ったのですか?

畠山さん≫ 2年生の後半くらいに出会ったとあるカフェがすごく衝撃的だったんです!
目の前が墓地なのですが、はじめて行ったその日は春の木洩れ日がすごくキラキラ輝いていて、お墓も綺麗に見えるし全身から快楽物質が出る感じで、「何だこれは!」って思ったんですね(笑)

その時期はちょうど私が将来について悩んでいるときで、友達に相談した時に「自分の好きなことやればいいじゃん」と言われて、「私はカフェ好きだ!」と気づきました。そこで「このカフェを真似してみたい」と思ったのがカフェにしようと思った理由です。

Q.uzz.cafeでは主にどのような活動をしていますか?

畠山さん≫ uzz.cafeは先ほどお話したコンセプトと、カフェという間口の広さを組み合わせて出来たものです。カフェで飲食できることをベースにして、夜はトークイベントを開催することでコンセプトを形にしました!
トークイベントとなると少し敷居が高い気もしますが、uzz.cafeはカフェに来てくれた人がたまたまそういう刺激的なものに出会う、というのが狙いです。なので活動内容としてはカフェ、トークイベントとなりますね。

Q. トークイベントとは具体的にどんなことをするのですか?

畠山さん≫一番人気だったイベントは、「シネマの夜」という会で、その会は60名くらいのお客さんが来てくれました!スピーカーは、同級生で映像作家を目指す吉田くん、講師としてはシネマパレという秋田フォーラス8階にあるフィルム上映している映画館の館長さん、秋美の教授で「映像とインスタレーション」という分野のアートをしている教授が来てくださり、3人でトークをしていただきました。
どうして人が多かったのかと考えると、やはりシネマだからみんな取っ付きやすいのかなと思いました。あとは、シネマパレの常連さんで館長のファンの方が多く来てくださいましたね♪
その他にも荻谷さんが学生側で参加してくれたデザイン関係のトークイベントもありました!
トークイベントは好奇心をくすぐり、わかりやすくウズウズを感じさせられるようなやり方かなと思っています。

Q. uzz.cafeプロジェクトメンバーの中に経営の勉強をしている方はいたんですか?

荻谷さん≫いなかったですね。みんなで話し合って、知識が少ない中でも「それはこうやった方がいいんじゃない」という感じで意見を出し合いました。

畠山さん≫去年の10月に秋田大学の学生がDoors cafeというカフェを経営していたんですが、そのカフェも経営の知識のない男子学生3名で立ち上げたものだったんです。その方々と交流する機会があり、かなり助けていただきました。
「学生が2週間カフェを経営します」って普通はありえないようなことなんですが、この秋田大学の方々のお陰で前例が出来たので、本当にいろいろ教えていただきました。例えば「2週間」という期間も実はDoors cafeの真似で、1週間だと短すぎるし、2週目からは全然様子が違ったり、仕入れの状況なんかも考えて2週間が丁度いいということを伺っていました。そのほかにも経営についてなど、すごく勉強になりました!

Q. uzz.cafe を2週間やってみての感想は?

荻谷さん≫普通に学生生活を送っていたら出会えない方と知り合えたのは大きいです。
他にも、私はグラフィック系のデザインを専攻しているのですが、授業では習えないような空間デザインやスタッフのエプロン作りなど、やってみたかったけどなかなか踏み出せない部分にも携わることが出来ました!もちろん大変なことも多かったですが、その踏み出すきっかけをくれたことは本当にありがたいと感じています。

畠山さん≫2週間やってみて1番感じたのが、私が出来る範囲のことを見越してやらなくてよかったな、と思います。単純に考えたら手に終えない2週間で、でもそれに付き合ってくれたのが総勢50名くらいいて、それが出来たから次につなげられる。たくさん迷惑はかけましたが、迷惑をかける相手が少なかったら、多分将来やることには繋がらなかったと思うので、手に負えないと思うことを学生のうちに経験できてよかったと思います。
次回はターゲットをより明確に設定して、「美大生」をメインに作り上げたいと思っています。今回uzz.cafeをやってみて、「美大生の寄ってくる場所・刺激を受ける場所を美大の近くにつくりたい!」という想いが明確になりました。カフェという形ではなくても、何らかの形でまた実現させたいですね。

秋田公立美術大学の今後と、uzz.cafe第2弾にも期待が高まる!
今後のウズウズもぜひ秋田で体感してください!

Q.秋田公立美術大学の良いところは?

畠山さん≫秋田公立美術大学の魅力はギラギラしてること!!やっぱりまだ発展途上で、あれもやりたいこれもやりたいっていうのはありますが、それが実現しているかは別としてチャレンジさせてくれる環境があります。私が今回取り組んだような企画をしても応援してくれるし、教授たちも「もっと外に出したい!」みたいなギラギラ感もあるし、ぼんやりしていない気がします。学校と一緒に成長していける感じはとても良いですね。教授がやんちゃで、学生が引きずられて大きくなっていくところも魅力です!

Q. 最後に何かPRしたいことがあれば!!

畠山さん≫今回と形は変わるかも知れないですが、 2月の卒業制作展でも新たな企画を予定しています! 「みんなを楽しませたい!」「ウズウズさせたい!」「刺激したい!」という思いは一貫して変わらないので、もっとパワーアップしたウズウズ度をぜひ体感しに来てください♪

uzz.cafe開催の最新情報はこちらへ⇒Facebookリンク

取材を終えて・・・

畠山さんが主体で始めたということもあり、話せば話すほどエネルギッシュでした!荻谷さんは畠山さんを支える縁の下の力持ちな印象!1時間にわたるインタビューでは、お2人から飾らない素直な意見をいただけました!

一番印象に残ったのは、「自分ができる範囲でやらなくてよかった」というあの言葉!「こんなことやってみたいな」と思っても「自分には無理だろう」と思ってしまうのが多くの場合だと思いますが、その想いを多くの人に話して輪を広げ、協力を仰いで実現していくのは想像を超えるパワーが必要だと思います。その熱意を感じて、非常にキラキラ輝いて見えました!

レオパレス21ではこれからも秋田公立美術大学とuzz.cafeのさらなる発展を応援してまいります。
インタビューご協力ありがとうございました!

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