学パレス

レオパレス21と学校の様々なコラボレーション企画!

Green-Nexusが提供する、幻想空間!
メディアからも大注目の、“街なかクリーク水族館”って?

2016/06/24

企画・イベント

今回は、佐賀県佐賀市にある佐賀大学へ行ってまいりました!

佐賀大学は、文・教・経・理・医・工・農と幅広い分野を学べ、豊かな自然あふれる風土や諸国との交流を通して育んできた独自の文化や伝統を背景に地域とともに発展し続ける学校です。

サッカーチーム「サガン鳥栖」と連携協力協定を結び、医学部医師がチームドクターを務めたり、大学祭において「親子サッカー教室」を実施するなど多数のコラボレーションも行っています。

そんな佐賀大学の周りには、クリーク(小川/水路)がたくさん。そしてそのクリークの中にはさまざまな生態系がたくさん存在します。そんな自然の豊かさを町中に広めるために「Green-Nexus」は、活動をしています。

メディアにも多数取り上げられている「Green-Nexus」の活動を、レオパレス21でも取材させていただきました!!

はじめに、自己紹介をお願いします!

-今回は、「Green-Nexus」の代表である有松さんに主にインタビューを行いました。
同席いただいたお二方にも自己紹介をお願いしました!

【真ん中】
佐賀大学農学部生命機能科学科3年
大分県中津市出身
有松 知晃さん
Green-Nexusを立ち上げ、団体の代表をしています。
Green-Nexusの活動以外では、えびすFMでラジオパーソナリティをしています。あとSaga Sunrise Cafeという朝活の運営をしています。
レオパというヒョウモントカゲモドキのブリーダーをしていて、生き物をたくさん飼っています。簡単に言うと生き物が好きです(笑)
他には、空間演出をして、人に良い場を提供することが好きで、今回の取材内容の「街なかクリーク水族館」もその1つです。

【左】
佐賀大学農学部3年
福岡県糟屋郡出身
花田 亮太さん
Green-Nexusの副代表。高校で大阪にいき、大学で佐賀に参りました。
釣りと旅が好きです。先日も一人で福岡・山口・広島・岡山経由で四国一周してきました。
有松さん≫彼もレオパを飼っていますよ。
花田さん≫生き物が好きで、中でも鳥類が一番好きです。
有松さん≫Green-Nexusの活動で運転する場面はすべて彼に任せています。運転が上手なので。

【右】
佐賀大学部農学部3年
埼玉県出身
永渕 帆乃佳さん
Green-Nexusのビラ作成・事務を担当しています。
実家がカフェを経営しています。

「Green-Nexus」の活動

Q.「Green-Nexus」の名前の由来と、活動のきっかけを教えてください。
有松さん≫Greenが「自然」「生き物」「生態系」をイメージするイメージカラー、Nexusが「つながり」「絆」という意味があるので、“自然ベースのものを通して、人とつながる・人をつなげるような活動をしましょう”という意味を込めて命名しました。
活動のコンセプトとして「自然環境や生態系を生かしたアプローチで人々の日ごろのQOL(Quality Of Life)を豊かにしていく」ことができたらと考えています。
活動のきっかけは、佐賀にクリークがたくさんあるので、特性を生かして何かできないかと考えたときに、「水生生物を展示しよう!」と思い、「水族館をやろう!」となって2014年12月に第一回目の実施となりました。

Q.「Green-Nexus」の活動内容と、 「街なかクリーク水族館」の紹介をお願いします!

有松さん≫日ごろの活動としては生態系調査として生き物を捕獲して、カメやナマズ、雷魚などを獲って学校内の水槽に展示し、学生にも見てもらえるようにしています。
水族館として展示する生き物は自分たちで集めて飼育しなければならないんです。

「街なかクリーク水族館」は、初回は大規模ではなかったですが、第二回目から佐賀市・佐賀新聞社主催の佐賀未来創造基金さんが運営している「エコライフ・エコライブ」から助成金をいただいて開催しました。
自分たちの身近にある街の中にはこんなに色々な生き物が近接しているんです。そういった生き物を知らない方が多いので、自分たちで集めて・展示して・おしゃれに魅せることによって、たくさんの人に生き物や自然に興味関心をもってもらおうと思っています。
環境にやさしい活動を自発的に起こしてもらいたいし、生き物に優しい活動をしていただきたい。ゴミのぽい捨てをする人たちに「ゴミを捨てるのはやめましょう」「ゴミを拾いましょう」ではなくて、楽しいエンターテイメント性の切り口から投げかけられればと思っています。そして何より、自分たちも活動をしていて楽しいというところが一番です!

Q.「街なかクリーク水族館」を形にするまで、大変だったことは?

有松さん≫1番は資金集めですね。助成金をいただくために書類を作成したりもありました。
あとは、会場への搬入が1週間前くらいからしかできず、準備期間も大変でした。重いものもたくさん運びましたね~。
花田さん≫パネルがすごい重かった!
有松さん≫ギャラリーだから空間を自由に仕切れるように分厚いパネルをぶら下げるんですよ。それを移動させるのがすごく大変でしたね。
花田さん≫そのあと長椅子運んで、並べて・・・
有松さん≫そうですね。水族館をやる頃になるとみんなムキムキになってくるという(笑)本当に、力仕事なんですよ。
他にはやっぱり生き物を扱っているので、昨日まで生きていても開催前日に死んでしまったりとかもあって…。
レオパレス社員≫そういう場合はどうするんですか?
有松さん≫仕方がないので「調整中」としておいて数日後に別の生き物を入れたりとか…。

大変なのはそれぐらいかな。お金の面。肉体労働の面。生き物を扱う都合ですべてはうまくいかない、というところですかね。

Q.「街なかクリーク水族館」を実際に開催してみてどのような手応えを感じましたか?
有松さん≫アンケートをとっていて、「常設してほしい」という声が多かったです。遠方からわざわざ来てくださった方もいました。やっぱりメディアに載ってから、来客が増えましたね。
初めが佐賀新聞、朝日新聞、西日本新聞で、STS佐賀テレビ、最後にNHKが来ました。新聞に載ると、やはり来ますね。
何日間かだけ夜も開けていました。「AQUA BAR」といって夜の時間帯に水族館を開けて社会人向けにお酒を出したり。
レオパレス社員≫メニューなどはどうされたんですか?
有松さん≫夜は入場料500円いただいて、「持ち込み大歓迎!」という形にしたので、コンビニでお酒を買って、お酒を飲みながら魚を見て、餌やりショーなどで楽しんでもらいました。
そういったことを含めて、遠方から来てくださったり、常設してほしいと言ってくださったり、メディアに取り上げられるところからも、それなりに注目してくださっていたのかな、と手応えに感じました。

(写真を見せながら)あ、あとこの子!!生き物大好きな少年!
この子がね~見てください、もう・・・この目!!
レオパレス社員≫楽しそうですね!
有松さん≫「僕とおんなじ人たちがいる~」って言ってたんですよ。僕と同じように生き物が好きで、水槽に入れて飼ってる人がいる~って。そういう子と出会うとやっぱり嬉しくなりますね。
七つ道具みたいなかばんから虫眼鏡を出して、ずっと魚を見てました。水族館だし、こどもたちに夢を与える事業で成功したらいいなと。
永渕さん≫そういう子見ると嬉しいよね。

ムーブメントを起こせる人材

Q.今後挑戦していきたいことや、将来の夢を教えてください。
有松さん≫方向性がいろいろあるので何とも言えないですね。
例えば、レオパは日本において有名な種類のトカゲなので、そのレオパのブランディングをできるぐらいのブリーダーになりたいです。
それと、また別の面では、「街なかクリーク水族館」で毎年いろんなイベントをしていけるような、ムーブメントを起こせる人になりたいです。
レオパレス社員≫起業したいというような考えは・・・?
有松さん≫いや、やっぱりそういうのは条件が難しいですよ。なので、チャンスがあれば(笑)ご縁・チャンス然り、ですからね。正直、いろいろやっているからこそはっきりとは言えません。やっぱり、どこでどうなるか分からないことはもう分かっているので。まさか前の大学を辞めてこの大学に入ることになるとは思わなかったし。振り返ったときに、後悔しなければいいな、と思っています。

あとは、ダメな社会人にはなりたくないですよね。下の人から見て、嫌だな~と思われるような社会人にはなりたくないです。出る杭を打つ人多いじゃないですか。じゃなくて、ひっぱってあげられるような、心の余裕のある大人になりたいです。
花田さん≫そうだね、僕もやっぱり後悔しないようなかっこいい大人になりたいね。
有松さん≫志が同じだから、一緒にやっていけてるんだな(笑)
花田さん≫なるほど!いいこと言うな~(笑)

佐賀大学のアイドル、ニャーゴラ君!

Q.佐賀大学の自慢ポイントは?
花田さん≫ニャーゴラ君です!佐賀大学の自慢ポイント!美術館の裏に駐車場があるんですけど、そこに頻繁にいて、近づいてきてゴロンとおなかを見せる、犬みたいな猫がいるんです。あの辺を通る人はほとんど皆知っています。
有松さん≫かなり癒し系ですね。本当にお利口で。見つけたら絶対自転車おりて触りにいきます(笑)
あとは・・・佐賀大学専用の美術館があることですかね。横にカフェ併設の!ここは一般の方も入れます!
花田さん≫ニャーゴラ君が現れるのが、一般の人用の駐車場です。

Q.これから大学に進学する高校生に一言お願いします!
有松さん≫自然や生き物、生態系とか、ネイチャーなものに興味がある人は、ウチ(Green-Nexus)しかないでしょう!ぜひ入りましょう!!
企業とのコラボレーションなどもあり、最近ではスターバックスさんとコラボもしていますよ!
スターバックスさんからは、「自然にやさしい活動や地域に根付いた活動をしたいので、一緒に活動しましょう」と言っていただいて、生態系調査の意味で一緒にゴミ拾いをして、休憩でスターバックスさんから好きな飲み物をいただいて、仕掛けておいたトラップを引き上げて「こんな生き物がいるんですよ」と。
環境のためにゴミも拾うし、環境がきれいになることによって、こういった生き物が生き延びることができますよ、というのを見てもらって、サイクルしています。もちろん一般の方も参加可能です。
そういった楽しい企画もご用意してますので、興味のある方はぜひ、足を運んでください!

 また、今年5月には宇宙教育チームAstro A.C.E と「宇宙×地球」というテーマで小学生向けにコラボイベントを実施しました。2日間の実施でしたが、計609名194家族に来ていただけました。今回の空間演出は佐賀市内クリークに生息する生き物だけでなく、世界の生き物(熱帯魚や爬虫類、両生類)も展示し多くの子どもたちに楽しんでもらいました。
 苦労した点は、どのようにして宇宙空間を演出するかですね。映像投影するのにプロジェクターを3台使用したのですが、プロジェクター1つ使うにしても、水槽の明るさが邪魔して綺麗に投影されない。なので、その条件の中でお客様が入った瞬間インパクトを与えられるような映像選びにはかなり苦労しました。

 また、今年は2年連続となるエコさが基金助成金獲得を成し遂げましたので、今年の秋には今回のコラボイベントで実施した「宇宙×地球」の空間演出をよりブラッシュアップさせ、創業400年を記念した有田で実施される「有田フェス」にて展示する予定です。ぜひ楽しみにしていてください!

まとめ

学生時代にここまで積極的に取り組む姿勢と、本人のコミュニケーション能力に心から感嘆しました。
活動は学内だけでなく、社会との取り組みを重視して行っているとのことで、団体としての今後の活動方針が明確で、さすがとしか言い様がないほどしっかりとしたビジョンを持っていました。

有松さんは、話を盛り上げ雰囲気を和やかにする中でもしっかりと質問の意図をまとめたり、段取りを忘れることなくスムーズにご返答いただきました。
今後も更なる「Green-Nexus」の活躍を期待しています!ご協力ありがとうございました!

エリア

カテゴリー

その他の記事